美白というマジック

先月の発表で、カネボウ化粧品による白斑の被害者の数は1万6千人以上。
日本人ほど「美白」にこだわる人種も少ないそうだけど、
それにしても凄い数ですね。

化粧品のキャッチとして必ず謳われる「美白」。
売れるからこそ、化粧品会社はこぞって「美白化粧品」を開発しています。
女性は「美白化粧品」にいったい何を求めているのでしょうか?

肌の「色」の悩みには
1.シミ 2.くすみ 3.赤み
の3つがあります。

いわゆる「美白化粧品」を求める方の多くは
この「くすみ」か「シミ」を取りたいと思って
購入されているのではないでしょうか?

しかし「くすみ」と「シミ」では出来る原因が違います。
当然、対処法も違います。
今回は「くすみが出来る原因」をテーマにお届けします。

日に焼ける夏が終わって、冬になってもお顔と身体の肌の色が違う。
それはほとんどがお顔の「くすみ」です。
この「くすみ」何故出来るのでしょう?

白い紙を3枚ご用意下さい。
1枚は水に浸します。
1枚はそのままです。
1枚は油を上に塗ります。
で、お日様に当てます。

上記の3枚の中で一番日に焼けるのは・・・
当然油を塗った紙ですよね。
その紙が剥がれないで角質が厚くなっている状態。
これが「くすみ」の原因です。

多くの女性は、油(クレンジングや洗顔フォーム)でお顔を洗い、
油(乳液、クリーム、ファンデーション)を塗って過ごしています。
そこに日が当たれば当然油焼けします。

日焼け

だから日焼け止めクリーム?
その中身もほぼ油と金属です。

そして、油を塗り続けた皮膚(角質)は「不完全角化」と言って、
新陳代謝が悪くなります。

子供は日に焼けても秋になったらまた白い肌に戻ります。
子供ようにターンオーバーが早くてバリア機能が壊れていない肌なら
少々の紫外線は怖くはないのです。

油を塗ってターンオーバーが回復するなら、
ほとんどの女性のお肌はくすんでいないはず・・。
「くすみ」の原因を理解して頂いたでしょうか?

いくら「美白」化粧品を塗っても、それと同時に油を塗っていれば
「くすみ」が消える事はありません・・。
そして「美白化粧品」そのものの危険性があります。
でもその前に、次回は多くの女性が悩まされる「シミ」をテーマにお届けします。

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