皮膚は「臓器」
まずは皆さんに知って頂きたいお肌の事。
出来るだけ簡潔に解かりやすくシリーズでお伝えしてゆきます。
皮膚は「臓器」って知ってましたか?
心臓や肝臓、腸などという「臓器」の一つです。
ですから、心臓には心臓の役割があるように皮膚には皮膚の「臓器としての役割」があります。
しかも皮膚は人間が持つ一番大きな臓器。
大人でその広さは畳約1畳分。
重さは全部でなんと約3㎏。
スキンケアと思って何かを全身に塗ろうと思ったら、畳1畳分塗らないといけないんですね・・。
そして、その役割はというと・・まだまだ医学的にも解明出来ていない事が沢山!
今日はその大まかな事をお伝えしますね。
まず第1は、「保護」と「防御」。
ご存知の様に人体の約70%は水で出来ています。
果物や野菜も皮をむくとすぐに乾燥しますね。
人間も皮膚で大切な体内の水分の蒸発を防いでいます。
人は全体の40%以上の皮膚を火傷したら命に関わると言われています。
それは身体の水分を保てなくなるからなんですね。
そして、逆に異物が体内に入るのも防いでくれます。
お風呂やプールに入ってもも水ぶくれになりませんよね。
皮膚がバリアとなっているからです(生きている間は・・・)。
また皮膚はそのままで「細菌」等からも体内を守っています。
第2が「排泄」や「分泌」です。
体温が上がると汗をかきます。これは皮膚の「体温調節機能」によるものです。
最近多く聞かれる「熱中症」は、この「体温調節機能」が弱まってしまったお年寄りに多いですね。
また、皮膚には皮脂を出す脂腺と汗を出す汗腺があります。
この2つが肌の上で混ざって天然の保湿クリームとなって肌を守ります。
そして、肌には第3の感じる「知覚機能」があります。
何かに触った触感。熱さ。痛み。押される感じ。
これ以上そこに近寄ったら危ないぞ!という警告も察知してくれています。
最近は肌が音や色も感じている。という研究がなされています。
まさに皮膚は「守って、出して、感じて、戦う」。人にとってものすごく大切な臓器なんです。
「肌が荒れる」という事は「臓器が荒れる」と同じこと。
スキンケアは皮膚という臓器のメンテナンス。
皮膚のさまざまな機能を助けて良さを引き出すのがスキンケア化粧品の役割と考えると、
何となく・・で選んでいた化粧品を見直すきっかけになるのでは?