過信してませんか?毒素の処理能力
今年の梅雨は西高東低のようですね。
西日本ではもう降らなくていいよ~という程ですが、
東日本は水不足が懸念されているそうな・・。
特に九州地方が心配です。
梅雨明けまであと少し、気をつけてお過ごし下さい。
「デトックスサロン Rana」の藤山です。
創業時、「毒素排出」というネーミングで広告出したところ、
超人気でした。
来られた方全員に、「何故来ようと思われましたか?」
とお聞きしたところ、圧倒的に多かった声が
「毒、溜まってる気がするのよね~。」
というお声。
約10年前のことです。
きっと今でも「私デトックスはばっちりよ!」
という方は少ないのでは?。
何故、私達の身体には「毒」が溜まるのでしょう?
まず一般的に身体にとって「毒」と捕らえられるものには2種類あります。
一つ目は、人が生きて食べている限り避けられない「毒」です。
私たちは食べた物から栄養をもらっています。
体内で栄養素をエネルギーに変換する時に生まれる
エネルギーの燃えカスである「体内毒素」。
二つ目は、現代特有の「毒」です。
食品に含まれる防腐剤なのど添加物や農薬、
魚が含む水銀やその他汚染物質、
大気に含まれるダイオキシンや排気ガス、
日常に使われるシャンプーや化粧品等が含む合成界面活性剤や防腐剤等
数え上げればキリがないぐらいの「外から侵入する有害物質」。
*厚生労働省のHPより
厚生労働省が発表している水銀を含む魚の妊婦に対する摂取量の目安
イルカって食べるの???
毎日これだけの「毒」にさらされながら
とりあえず健康でいられるのは、
人間にはそれらを処理して
排出する生来そなわった能力があるからです。
これらの体内毒素や外部からの毒素の処理能力が高いか低いかが、
健康に過ごせている方と病気になりやすい方の違いだと思います。
但し、どんなに処理能力が高い方でも
毎日毎日大量の毒を発生させ、
摂取していればおのずと処理にも限界がきます。
少し意味合いが違いますが、その例となるのが「二日酔い」です。
この二日酔いの原理は 次の通りです。
私たちがアルコールを摂取すると
肝臓で「アセトアルデヒド」という物質に変化させます。
そう「アセトアルデヒド」・・
シックハウス症候群で有名になった「ホルムアルデヒド」の仲間です。
これが少々ならすぐに分解されますが、
大量に作られるとこの 「アセトアルデヒド」そのものが毒になって
ぐあいが悪くなるのです。
この「アセトアルデヒド」はさらに毒性の弱い物質になって
体の外に出てゆきます。
だから時間はかかりますが、二日酔いは必ず治ります。
*だからって飲みすぎても大丈夫って話ではありません!
このように、人体には毒のある化学物質を安全なものに変化させたり、
排出しやすい構造に変えたりする働きがあります。
この働きを「代謝」というのですが、
その「代謝」を担っているのが「肝臓」です。
人は肝臓において「酵素」を使って化学物質を変化させ、
毒性を弱めて排出しやすいように日々頑張っているんです。
お酒に強い人と弱い人がいますよね。
お酒に強い人はこの「アセトアルデヒド」を分解する能力が強いのです。
つまりアルコールを分解する「酵素」の能力が強いのです。
これは他の化学物質にも同様の事が言えます。
体内にはもの凄い数の酵素があって、
化学物質ごとにそれに合う酵素が働いています。
だからアルコールに強いからと言って、
化学物質に対する処理能力も高いとは限りません。
過信しないように~。(と自分に言い聞かせる)
いづれにしても私達の「肝臓」ってものすごく働いています。
感謝しなければ。
*但し、皮膚から入る物質に関しては処理の仕方は別です。
そのお話はまた改めてしますね。
肝臓は「沈黙の臓器」と言われます。
それは肝臓の内部には痛みを感じる知覚神経が通っていないため。
なので、痛みを感じにくく、病気になる時にはかなり進行しないと症状が
現れないんですね。
肝臓は黙って、毎日毎日アルコールが入ってこようが、
いろんな添加物が入ってこようが黙々と処理してくれているんです。
完全に処理しきれなかった「毒素」は
もう一度血液に流れ、循環し、処理しようと
肝臓や腎臓の間をいったりきたりしています。
なので、「肌あれ」は肝臓が疲れて処理しきれなくって
血液が汚れてますよ~という一つのサイン!
そのサインを無視しつづけると・・大変な事になるかも!
肝臓さんごめんなさい。
今日は飲まないでおくね。
多分。