美白というマジック・4

前回の美白シリーズは紫外線が原因のシミについて、でした。
少し説明が足りなかった部分があるので補足です。
紫外線とお肌のバリア機能について。

皮膚の構造図から解かるように、真皮を守るために表皮があります。
この表皮のターンオーバーが28日。
これは女性なら一度は聞いたことがありますね。

肌構造

この表皮の部分がきちんと整っていれば、
日常生活で浴びる紫外線は大して問題にはなりません。

そもそも日焼けとは紫外線から肌を守るために
皮膚細胞がメラニン色素を増やした結果。
通常の日焼けなら冬になれば元にもどります。
これが、ターンオーバー。
お肌はあなたが思っている以上に強いし賢いのです。

シミの原因となるメラノサイトは表皮の一番下の基底層にあります。
紫外線が当たって出来るシミは、
基底層より下の真皮を守る防御反応として出来るのです。
「老人性色素班」は表皮のバリアが壊れている証拠。

たとえあなたのお肌がつややかに見えたとしても、
それは前の晩につけたクリームや美容液がお肌にのっているから。
マイクロスコープを使って肌診断をしたら、
キメがボロボロ・・・という事もありえます。

一度、お顔を洗った後 なにもケアしない状態で1日過ごしてみて下さい。
それがあなたのありのままのお肌です。
何か塗らないと耐えられない・・。
ならばお肌は自ら潤う力を奪われてしまっています。

では、どうすれば?
まず一番は、お肌に悪いスキンケアをやめること。
界面活性剤や鉱物油、防腐材などの化学物質が入った化粧品
(スキンケア化粧品、シャンプーなども含め)は肌のバリア機能を弱めます。
化粧品
(化粧品の中身)

但し、必要以上の紫外線を浴びる事は確かにお肌にとってマイナス。
1.日傘や帽子などで紫外線をカットする
2.日陰を歩く。必要なければ紫外線の強い時間には外出しない
4.紫外線をカットできるサングラスをする
これらの予防は必要です。

日中外出する場合には出来るだけ害の無い「おしろい」をつける事で
ある程度の予防になります。

どうしても海やスキーなどで長時間強い紫外線にさらされる場合、
必要悪としてUVを使いましょう。
その場合でもSPFの値が低く、ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)の物を選びましょう。

私自身は長年、というか人生ほとんどの期間
日焼け止めもファンデーションも使用せずに生きてきました。
正直言うと、アトピー体質なので使えなかったというのが正解です。
負けるんです・・。
でも、今のところシミとは縁がない状態で過ごしています。
これをケガの功名と言うのでしょうか?(←間違い)

これだけ紫外線の被害がマスコミで刷り込まれている昨今。
まだまだUV信仰は続きますが、そろそろ現実に目を向けて!
シミが出来る原因は紫外線だけではありません。
健康な肌は、日常レベルの紫外線には負けません。
素肌の状態だと男性と女性、どちらのお肌が綺麗?
化粧品会社に騙されないで!

奈良のすっぴん再生サロン
Rana 藤山 咲衣
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