乾燥と皮膚・ぱーと2
今年は台風が多いです・・ていうか多すぎ!
今またフランシスコ(?)なんて名前の台風が日本に向かっているようですが・・。
26号で被害にあわれた伊豆大島の皆さんにお見舞い申し上げます。
と共に、27号そして28号と続いて発生している台風に十分お気をつけ下さい。
さて、今回は前回の続き。
「乾燥と皮膚」をテーマに「何故ボディシャンプーを使わない方が良いのか?」を少し深くお伝えします。
突然ですが、人は常に「菌」と共生しています。
「菌」=悪=排除しなければいけない と思っていませんか?
いえいえ。
人の健康的な生命の維持には不可欠だから「共生」しているのです。
例えばあなたは「人のウ〇〇は何で出来ている?」と聞かれたらどう答えます?
ほとんどの方が「食べ物のカス」と答えられるでしょう!?
私も最近までそう思っていました。
でも答えは、水分を除くと60~85%が腸内常在菌。
ほとんどが腸内菌の死骸や死滅した細胞であり、そこに食べ物のカスが混じっている。
が正解です。
それだけ人は沢山の「菌」を体内に[育成」しているんです。
人の皮膚の上にも「常在菌」がいます。
その数約100兆個!
その多くは「表皮ブドウ球菌」です。
この菌の役割は、皮脂をエサとして食べて、皮膚を弱酸性に保つこと。
また、病原菌からも皮膚を守ります。
あなたの肌がしっとりつややかならば、「表皮ブドウ球菌」が沢山いる証拠です。
でもこの「菌」。さっとシャワーを浴びるだけで80%いなくなります。
お風呂に入れば90%いなくなります。
けれども10%残っていれば大丈夫です。
24時間かけて、元の数に仲間を増やすのです。
しかし・・。
合成界面活性剤(ボディシャンプー)や石鹸で
衣料や食器の油を落とすように、ゴシゴシ身体の脂を落としたらどうなるでしょうか・・。
ブドウ球菌のほとんどが洗い流されてしまいます・・。
しかもエサとなる大切な表皮膜まで洗い流されます。
その結果、皮膚がアルカリに傾きこんどは悪玉菌である「黄色ブドウ球菌」がはびこります。
この「黄色ブドウ球菌」は感染症をひきおこしたり、悪臭の原因にもなります。
また、皮膚が乾燥してその痒みで掻くと、肌荒れやひび割れをおこします。
表皮というバリアが破壊され、そこに合成の化粧品や洗浄剤等を使用すると
皮膚から様々な化学物質が浸透してしまいます。
皮膚の構造を再度おさらいしましょう。
皮膚のバリア層(顆粒層)の下には有棘層があります。
ここにはリンパ液が流れています。
ここに侵入した不要な物質は、リンパ液と共に内臓に流されます。
その結果、皮膚から侵入した化学物質が五臓六腑を疲弊させる・・。
それを経皮毒と言い、一部から侵入した毒素のお陰で全身の皮膚をも弱らせる結果になります。
毎日当たり前と思って繰り返している「洗う」という行為。
そこに内臓をも疲弊させる意外な落とし穴があるという事を知って頂けたらと思います。
だったら、お風呂にも入らなくていいんじゃない?
て事はないです。
汗や塩分が残ると、それが固まり後から出てくる物質を閉じ込めてしまう・・。
そうなると常在菌もお手上げ!強烈な悪臭を放つようになります!
なので、汗を流すという行為は必要なんですね。
最近「タモリ」さんが、石鹸で洗わない。湯船につかるだけ。
という発言で、お肌がツルツルなのが話題になっているようですね。
うちのお客様の旦那様(歯医者さん)にもいらっしゃいます。
やはり、ツルツルすべすべで体臭も全くないそうです。
今日から、地球のためにもお肌のためにも「洗う」という行為を見直してみませんか?