感じる皮膚・2
「さる年生まれの人から、さる年に赤い下着をプレゼントしてもらうと
一生下の世話を掛けずに人生の最後を迎えられる」
という「言い伝え」「迷信?」を聞かれた事ありますか?
昔、母がこの「言い伝え」を信じて
さる年生まれの父が可愛い娘(私)の為に赤いパンツを買いに行かされてました・・。
可愛そうに。
昭和一桁の父にとってはさぞかし恥ずかしかった事でしょう(笑)。
何でこんな話かと言うと、最近肌が感じているのは圧や熱だけでなく
「色」も感じているという事が解かってきたからです。
通常人は眼で色を識別します。
人間の網膜には
赤を感じる細胞、緑を感じる細胞、青を感じる細胞があるので、
私たちの眼は、色を識別することができます。
皮膚は紫外線を感じても、それより波長の長い可視光の影響は受けない
というのが、長い間の定説だったらしいのですが。
これをくつがえす発見がされた訳です。
皮膚の角層バリアを壊し、ここに赤、緑、青のLEDの光を当てます。
赤い光を当てると、バリアの回復が早まり、
緑は変化なし。
青の場合は、バリアの回復が遅れる。
そこで研究が進んで、網膜にある色を識別するタンパク質が
人の表皮にも存在するという事が解かってきたんですね。
巣鴨を中心に高齢の方に赤い下着が流行ったり・・
還暦を迎えた方に赤いちゃんちゃんこを贈るのも、
人が自然と色のパワーを感じているのかもしれません。
世の女性には(男性も)堂々と綺麗な色の下着や洋服を楽しんで頂きたいと思います。
肌も喜びます!