お勧めの一冊・その1
本日お勧めの1冊。
「脳はバカ、腸はかしこい」藤田紘一郎氏著です。
ある方曰く、世の中を動かしているのは3種類の人間。
「支配(権力)者」と「本当の悪者」と「奇人・変人」。
残りの人は3つのどれかにはついてゆくだけ・・。
その分類でいくと、あきらかに著者の藤田紘一郎氏は「奇人・変人」の部類。
専門は寄生虫学。
日本人は寄生虫を駆除した為に花粉症や様々なアレルギーに悩まされている!
と主張した事で有名な東京医科歯科大学の名誉教授です。
自分の主張を実証する為に自らサナダムシを飼い、今は6代目の「ホマレちゃん」をご懐妊中らしい・・。
サナダムシを自分の身体で飼ったり、世界中のウ〇〇を調べ廻ったり。
とにかく学者とは思えない言動&行動ぶり。
ちなみに藤田氏曰く世界中の国のウ〇〇の大きさと自殺率は反比例しているそうな・・。
人間の臓器で脳からの指令を待たず、自ら判断するのは「腸」と「皮膚」と言われています。
この著書を読むと、いかに私たちが「脳」にだまされて食を選んでいるか良く解かります。
文章も明快で読みやすいです。
私自身は藤田氏が主張する「糖質制限」の内容には少し懐疑的ですが、
ダイエットを目指す人。食に感心のある方。
ウツに悩んでいるが方が身近にいる人や子育て中の親御さんには是非読んで頂きたい1冊です。
藤田 紘一郎著 三五館 ¥1200+税
〈本文より)
たらふく食べて、セックスして、野に出て運動して、おしゃべりして・・。
これで脳の報酬系は満足してしまいます。このように脳はうわべだけの満足ばかり求め、
意志薄弱でうぬぼれも強いのです。
ところが腸は反対に意志が強固です。だましたり、だまされたり、勘違いなどしません。
なぜなのでしょう。